おやすみ絵本
おやすみ絵本編集部2026年6月7日
SUPER

たろうと刀の修業

表紙

たろうは、おとうさんとおかあさんに刀を教わるため、道場《どうじょう》に通っていました。毎日、たろうは剣《けん》の使い方を練《ね》んで、強くなることを夢《ゆめ》見ていました。だけど、修業《しゅぎょう》はとても厳(きび)しかったのです。子どもたちは剣に向かうたろうの頑張りを見て、時々冷たい言葉を浴びせました。「そんなに痛い想いをして何になるの?」と。たろうは時々さびしくなりました。彼は本当に強くなりたいのです。そこで、次の日はたろうは決意《けつい》しました。荷物《にもつ》を背負い、道場に向かいました。

挿絵

道場に着くと、先生《せんせい》が待っていました。先生は厳(きび)しい目《め》でたろうを見つめ、「準備はできているか?」と尋(たず)ねました。たろうはうなずきました。「はい!僕はがんばります!」その瞬間、先生は刀を構え、「いいか、刀は友達だ。そして、敵ともなる。しっかりと自分を守れ。」と教えました。たろうは少しこわかったけれど、友達のように刀を思うことができました。

挿絵

厳しい鍛錬《たんれん》の日々が続きます。たろうはつらい時もあったけれど、だんだんと強くなっていきました。ある日のこと、たろうは見ていた仲間たちと一緒に木の棒を使っての練習をしました。「見てて!僕、早くなったよ!」と声を上げるたろう。仲間たちは「ほんとうだ!すごい!」と叫びました。たろうの心《こころ》がパッと明るくなりました。

挿絵